考える営み

航海士

父親と同世代の患者さんを担当している 現役時代は青函連絡船の航海士 ちょうど　私が　青森から大学進学のために北海道に渡ったころに現役だった 彼の操舵した連絡船に私は乗っていたのかもしれない 私は午前0時過ぎ出航の連絡船を愛用していた 連絡船のデッキから　直接列車に乗り継いだ 帰省のときは　連絡船に乗り継ぎの間に　函館の町に繰り出した 青森に比べてずいぶん　賑やかな町と感じていた 当時の賑わいを思いだしながら　今　診療にあたっている 青森　函館　ともに　今　地方都市の衰退は著しい 青森で産まれ　函館で人生を歩んでいることの意味を　今　考えている BlackBerry from DOCOMO

暑さが続くなか

自転車通勤をしている
通勤路で一番気に入っているのが　この緑園通り
何度も　このブログに載せたのだが
携帯からのブログ書き込み再開可能となり
ややはしゃぎ気味の私
また　通勤路の写真掲載を再開します

BlackBerry from DOCOMO

プライマリ・ケア連合学会

北海道支部代議員会が開催され 新支部長が選出された。 K-J法を取り入れ、グループ分け　ブレイン　ストーミングで　支部運営方針のアイディアをだしあった。　 形にとらわれない　様々な　意見が出された。 研修医からベテランまで、幅広い層の医師で、活発な活動の予感 先ずは支部長を先頭に、名刺とメールに　プライマリ・ケア連合学会北海道支部所属を　明記することから始めることにした。 　 BlackBerry from DOCOMO

当直明け仕事を終えての帰り道

今日は第５木曜 午前外来を終え臨時往診 その後は 会議も夜の拘束もない平和な一日o(^-^)o 溜めていた書類を頑張って記載したので 結局帰宅は いつもの時間申込んでいた 医師会学習会は 間に合わなかった さて 本題 予約していたスマホが 明日入荷 土日仙台出張にて 明日受取りに行くことにした QWERTYキーボードだから ローマ字変換が前提 ただ 左拇指だけですべて 操作できるところが買いと思った およそ ６年間 テンキーで携帯メールとブログを 書いてきたが 共通点は 唯一 左拇指入力だけ ついでに このブログの クォリティーも バージョンアップしたいものだ 暫く ブログのアップができなくなる リスクもあり(^_^;) では よろしく

今朝の天声人語から

単身のお年寄りの急上昇に関連して フランスから帰国後の池澤夏樹さんが 日本の買い物には会話がなく ロボットの国のようだとの コラムを寄せたこと 最後に ネットを飛び交う饒舌と裏腹に、日常の光景はどうも 寒々しい。 沈黙は金と言い、寡黙にも 重みがある。 だが 無言は殺伐としていて、冷ややかだ。身近な、さりげない会話を取り戻したい。としめくくっている。 明日、医療安全のためのコミュニケーションについて職員向けの講義をする 引用させていただきたい 言葉だ

気がついたら３．１１

そうか ３月１１日だ 自分はあの日何をしたのかそして どう 行動したのか 補陀落渡海が始まった貞観以来の大震災と津波 日本の歩むべき道が 大きく変わった 国民は気づき それぞれの道を歩み始めた 政府 国は 目をつむって 嵐が過ぎ去るのを待っているようだ 公然とファシズムを指向することを訴える ヤカラも出てきた 残った人生はこの震災で 大きく変わったのだと知らねばならない

八雲から

今日の八雲診療は 暖かかったし 雪もかなり解けた 八雲では じん肺患者さんの診療と禁煙外来を行っている この地域では 唯一の禁煙外来を行っている院所と言うことで チャンピックスの自動車運転する方への処方制限が始まってからも 禁煙外来受診者は減らない 逆に改めて ニコチンパッチでの 禁煙成功率の高さに驚いている 一方稜北クリニックでの禁煙外来は激減した 簡単な確認だけで 実際に運転する方にもチャンピックスを処方している院所が多いとのウワサを聞く 八雲での経験は 副作用の多いチャンピックスが ＣＭや 市販薬になったパッチによる曖昧な使用での失敗などで 禁煙はチャンピックスでないと 成功しないとの 信仰がすりこまれてしまっていたのではないかと 思う 下がっていた禁煙外来への意欲も八雲外来で復活した

明るい病院機能評価受審委員会

11月に病院機能評価受審を受ける いろいろ言われる 今更？ 担当者が疲弊して退職したと聞いた などなど 世は既に ＩＳＯ受審や国際評価受審に関心が向かっているようだ それでも 私達は 敢えて受けることにした 模擬サーベイ 病院見学 いろいろなイベントが楽しい なにより 受審委員会そのものが明るく楽しい 私達が掲げる病院機能評価受審の第１の目標は この病院の職員がひとつの目標にむかって団結をすること 私達の病院は１０４床の地域の小病院 ここが 元気になることが高齢化を向かえる日本の医療の焦点 フェイスブックに掲載された医療生協浮間診療所藤沼先生の論文にも勇気をもらった １１月の病院機能評価受審が 待ちどおしい

日没

訪問診療管理の患者さんが病棟で急変にて亡くなった 入院以来私が担当していた 亡くなった患者さんの娘さんは 長く私が外来で担当している 患者さん 予想外の急変で娘さんが動揺 訪問担当スタッフも駆けつけてくれた 事務職員 ソーシャルワーカーも リハビリスタッフも駆け付けてくれて蘇生を試みたが 回復できず お別れのときの 多職種の励ましがあって 娘さんは笑顔で帰宅された 多くのスタッフに感謝 看とりは 医師とナースだけで の時代ではなくなったと実感

ジェノサイド

心根の優しいネアンダール人と現世人類がかつて共存していた時代があった ネアンダール人は現世人類に滅ぼされたのだろうか それとも自滅したのだろうか 原発事故の対応をみても現世人類は自滅の道をたどっているように感じる あらゆる分野の科学知識を駆使して書かれたこの小説が ベストセラーになっているのには うなづける 今の人類がたどっている道への疑問が この作品が支持されている大きな理由であろう 積まれた書類 そして文献抄読の準備を後回しにしてこの本を手にしてしまったことを 後悔している(^_^;)